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司法試験・予備試験のスクールを比較|伊藤塾など講座の特徴・料金を解説


このページはプロモーションを含みます。

講座の特徴・料金・学習スタイルを確認

司法試験・予備試験のスクール選びで確認したいポイント

司法試験や予備試験の学習を始めようと考えたとき、「どのスクールを利用すればよいのか」「講座によって何が違うのか」と迷う方もいるでしょう。

司法試験・予備試験対策の講座は、スクールによってカリキュラム、講義形式、教材、論文対策、質問制度、学習管理の仕組みなどが異なります。また、同じスクールでも目標年度や学習経験によって選択する講座が変わるため、受講料だけを見て判断するのではなく、必要な学習内容が含まれているかを確認することが大切です。

特に初めて法律を学ぶ場合には、法律基本科目のインプットだけではなく、短答式試験や論文式試験に向けてどのように学習を進めるのかも確認しておきたいポイントです。

本記事では、伊藤塾をはじめとする司法試験・予備試験対策スクールについて、講座の特徴、料金、学習サポートなどを同じ観点から比較します。

各スクールにはそれぞれ異なる講座体系があります。そのため、単純な優劣を付けるのではなく、自分の学習経験、予算、確保できる学習時間、必要なサポートなどを考えながら比較してみてください。

なお、掲載している受講料やキャンペーンは記事作成時点(2026年9月7日)に公式サイトで確認できた情報を基にしています。講座、申込時期、目標年度などによって変更される場合があるため、申し込み前には各公式サイトで最新の受講料と適用条件を確認してください。

今回比較する司法試験・予備試験対策スクール

比較対象を選定するにあたり、各サービスの運営事業者を確認しました。

伊藤塾の販売業者は株式会社法学館です。公式サイトの特定商取引法に基づく表記でも、伊藤塾の登記上の商号が株式会社法学館であることが確認できます。

そのため、比較対象には同社の別講座や別サービスではなく、異なる事業者が提供している司法試験・予備試験対策サービスを選びます。

本記事では主に次のサービスを比較します。

スクール・講座運営事業者主な比較ポイント
伊藤塾株式会社法学館カリキュラム、講義、論文対策、学習支援
アガルートアカデミー株式会社アガルートオンライン学習、カリキュラム、各種サポート
スタディングKIYOラーニング株式会社オンライン学習、学習システム、受講料
LEC東京リーガルマインド株式会社東京リーガルマインド講座体系、教材、学習スタイル、サポート

アガルートは株式会社アガルートが運営しており、同社は2015年にアガルートアカデミーの講座販売を開始しています。

LECについても、運営会社が株式会社東京リーガルマインドであり、同社の事業として国家資格などの受験指導が確認できます。

いずれも伊藤塾を運営する株式会社法学館とは異なる事業者です。

各サービスについては、できるだけ同じ比較項目で確認していきます。

伊藤塾

出典:伊藤塾公式サイト

伊藤塾の商品概要

伊藤塾は株式会社法学館が運営する、法律資格・公務員試験などの受験指導を行うスクールです。

公式サイトでは、司法試験・予備試験・法科大学院のほか、司法書士、行政書士、公務員、宅建士、社会保険労務士など複数の資格・試験に対応した講座が案内されています。

株式会社法学館は1995年5月3日に設立され、「伊藤真の司法試験塾」として東京校と在宅校(通信)を開校しました。

司法試験・予備試験を目指す人向けには、初めて法律を勉強する人を対象とする入門講座から、学習経験者向けの講座まで用意されています。

今回の記事では、これから司法試験・予備試験の学習を始める人が比較しやすいように、初学者向けの司法試験入門講座を中心に確認します。

伊藤塾の特徴

法律を初めて学ぶ人向けのコースが用意されている

司法試験や予備試験に興味があっても、大学などで法律を専門的に学んだ経験がない人もいるでしょう。

伊藤塾では初学者を対象とした「司法試験入門講座」が用意されています。

たとえば、2026年開講の「司法試験入門講座 2年合格コース(本田クラス)スタンダード本科生」では、2026年4月から収録・配信されるカリキュラムが案内されています。

スクールを比較するときは、「司法試験対策を扱っているか」だけでなく、自分の現在の学習レベルから参加できる講座なのかを確認しておくことが重要です。

インプットだけでなく論文対策まで確認できる

司法試験・予備試験対策では、法律知識を覚えるだけではなく、それを答案として表現するための学習も必要になります。

伊藤塾の講座を検討する際には、基本知識を学ぶ講義に加えて、論文対策や演習がどの段階からカリキュラムに組み込まれているかを確認するとよいでしょう。

公式サイトの商品検索でも、司法試験・予備試験・法科大学院といった目標試験に加えて、「短答式試験」「論文式試験」などの対策別に講座を探せるようになっています。

初学者の場合は特に、インプット講義だけを比較するのではなく、最終的な試験形式まで見据えて講座内容を確認することがポイントです。

Webを利用した学習環境が用意されている

伊藤塾ではWEB(通信)で受講できる講座があります。

公式サイトの商品情報でも、WEB開催の講座や、講座によって「添削」「オリジナルテキスト」「成績表」「質問制度」などのサービスが案内されています。

仕事や大学の授業と司法試験・予備試験の勉強を両立したい場合、講義内容だけでなく、

「いつ視聴できるのか」
「質問できるのか」
「答案の添削を受けられるのか」
「進捗をどのように管理するのか」

といった学習環境も比較すると、自分に合うサービスを判断しやすくなります。

伊藤塾の料金

司法試験・予備試験対策では講座によって受講料が大きく異なるため、具体的なコースを基準に比較する必要があります。

2026年9月7日に伊藤塾公式サイトで確認できる「司法試験入門講座 2年合格コース(本田クラス)スタンダード本科生」では、次の一般受講料が掲載されています。

講座一般受講料
スタンダード本科生1,476,200円
スタンダード本科生+ゼミ1,542,200円

また、この講座では受講料とは別に入塾料10,000円が必要と案内されています。

伊藤塾の特定商取引法に基づく表記では、講座や教材によって受講生登録が必要なものがあり、その場合は別途入塾料1万円が必要になること、さらに講座によって別売教材費や送料などが必要になる場合があることも明記されています。

したがって、料金を比較するときには表示されている受講料だけではなく、入塾料や別売教材などを含めて、自分が選択するコースで必要となる総額を確認することが大切です。

なお、講座によって料金は異なります。上記は伊藤塾のすべての司法試験・予備試験講座に共通する料金ではありません。

伊藤塾のおすすめポイント

伊藤塾を検討する際のポイントの一つは、法律学習を初めて始める段階から司法試験・予備試験を見据えた講座を選択できることです。

司法試験・予備試験対策では、学習する法律科目が多く、さらに短答式・論文式への対応も必要です。

そのため、「何から勉強すればよいのか分からない」という初学者の場合、体系化されたカリキュラムが自分に合っているかは重要な比較ポイントになります。

また、伊藤塾ではWEBで受講できる講座もあるため、通学できる地域かどうかだけではなく、オンラインを利用した学習方法も含めて検討できます。

一方で、初学者向けの総合的なコースでは100万円を超える受講料のものもあります。したがって、講座内容やサポートを十分に確認したうえで、必要なサービスと予算のバランスを考える必要があります。

伊藤塾のキャンペーン・特典

記事作成時点では、先ほど紹介した2026年開講の「司法試験入門講座 スタンダード本科生」について、秋割キャンペーンが公式サイトに掲載されています。

確認できた内容は以下のとおりです。

項目内容
対象講座2026年開講入門講座 スタンダード本科生
割引額40,000円OFF
期限2026年9月30日まで
その後の予定2026年10月31日まで30,000円OFF実施予定と公式サイトに記載

公式ページには対象講座用のクーポンコードも掲載されています。

また、伊藤塾ではクーポン価格について注意点があります。公式の支払い案内によると、クーポン適用価格はWEBから購入手続きをした場合に利用でき、郵送手続きではクーポン価格を利用できない場合があります。

キャンペーンを利用して申し込む場合には、割引額だけでなく、対象講座、申込方法、期限などの条件も確認してください。

キャンペーン内容は変更・終了する場合があります。申込時点の実施状況と適用条件は公式サイトで確認する必要があります。

伊藤塾はどのような利用シーンで検討しやすい?

伊藤塾は、たとえば次のような状況で比較候補に入れやすいスクールです。

  • 法律を初めて学び、司法試験・予備試験に向けた学習手順を体系的に確認したい
  • インプットだけでなく論文対策なども含めて講座を検討したい
  • WEB受講を利用して司法試験・予備試験対策を進めたい
  • 質問や添削など、講座に付随する学習支援も比較したい
  • 数年単位の受験計画を考え、初学者向けコースから学習を始めたい

ただし、必要なサポートは受験生によって異なります。

すでに法律学習の経験がある人であれば、初学者向けの総合コースではなく、自分の弱点に対応した講座を選ぶほうが適している場合があります。

また、受講料をできるだけ抑えたい人は、オンライン中心の他社講座も含めて比較すると判断しやすくなります。

伊藤塾を申し込む前に確認したい点

伊藤塾に限らず、司法試験・予備試験対策講座は「スクール名」だけで決めるのではなく、具体的なコース内容まで確認することが重要です。

特に確認しておきたいのが目標年度です。

司法試験・予備試験は長期間の学習を前提とするケースも多いため、自分がいつの試験を目指すのかによって適切な講座が変わります。

次に確認したいのが総費用です。

今回例として取り上げたスタンダード本科生では一般受講料のほかに入塾料が必要です。また、講座によって別売教材などが発生する場合があります。

さらに、

  • 講義の視聴可能期間
  • 質問制度
  • 添削の回数・対象
  • 使用する教材
  • 学習管理サービス
  • ゼミの有無
  • 割引制度
  • 途中で学習計画が変わった場合の対応

なども確認しておくと、他社講座と比較しやすくなります。

伊藤塾まとめ

伊藤塾は株式会社法学館が運営しており、司法試験・予備試験・法科大学院をはじめ、複数の法律資格や公務員試験に対応した講座を展開しています。

司法試験・予備試験分野では、初学者向けの入門講座から学習経験者向けの講座まで、自分の学習段階に応じて検討できます。

今回料金例として確認した「司法試験入門講座 2年合格コース(本田クラス)スタンダード本科生」は一般受講料1,476,200円、「本科生+ゼミ」は1,542,200円で、別途入塾料10,000円が必要です。

料金だけで判断せず、カリキュラム、論文対策、質問・添削などのサポート、自分が確保できる学習時間を踏まえて比較するとよいでしょう。

料金・キャンペーン情報は2026年9月7日の記事作成時点で公式サイトから確認した内容であり、変更される場合があります。申し込み前に最新の受講料、対象講座、キャンペーンの適用条件を確認してください。

アガルートアカデミー

出典:アガルートアカデミー公式サイト

アガルートアカデミーの商品概要

アガルートアカデミーは、株式会社アガルートが運営する資格試験対策スクールです。

司法試験・予備試験分野では、初めて法律を学習する人を対象としたカリキュラムから、すでに学習経験がある人を対象としたインプット・アウトプット講座まで用意されています。

2026年9月7日時点では、初学者向けとして2027・2028年合格目標、2028・2029年合格目標の「予備試験最短合格カリキュラム」などが案内されています。

また、学習経験者向けには司法試験・予備試験それぞれについてインプット、アウトプットを中心としたカリキュラムが用意されています。

伊藤塾と比較する場合には、初学者向けの総合的なカリキュラムだけでなく、オンラインでの学習方法や必要なフォロー制度まで確認するとよいでしょう。

アガルートアカデミーの特徴

初学者向けの総合カリキュラムがある

法律学習の経験がない場合に検討できるのが「予備試験最短合格カリキュラム」です。

2027・2028年合格目標では「フル」と「ライト」が設定されており、自分が必要とする講座・サポートを考慮して選択できます。

スクールを比較するときには「総合コースがあるか」だけで判断せず、含まれる講座や答案添削などの違いまで確認することが重要です。

インプット・論文対策を段階的に学べる

アガルートでは、基本知識を学習する「総合講義300」などに加え、論証や論文答案の作成に関係する講座が設けられています。

さらに、学習経験者向けとして「予備試験インプットカリキュラム」「予備試験アウトプットカリキュラム」「司法試験インプットカリキュラム」「司法試験アウトプットカリキュラム」などもあります。

そのため、初学者だけでなく、すでに基本的な学習を進めていて特定分野を強化したい場合にも比較対象になります。

オンラインを中心に学習できる

アガルートはオンライン講義を中心に学習を進める形式です。

通学時間を確保しにくい社会人や大学生の場合、自宅や外出先などで講義を進められるオンライン学習は比較ポイントになります。

ただし、オンラインで学べるという理由だけで選択するのではなく、教材の使い方、答案添削、質問対応、視聴期限など、自分が必要とするサポートが含まれているかを確認する必要があります。

アガルートアカデミーの料金

伊藤塾と同じく、アガルートも選択するカリキュラムによって受講料が異なります。

2026年9月7日時点で公式サイトに掲載されている主な2027・2028年合格目標カリキュラムは次のとおりです。

講座・カリキュラム税込価格
予備試験最短合格カリキュラム/フル1,298,000円
予備試験最短合格カリキュラム/ライト998,800円
論文基礎力養成カリキュラム547,800円
司法試験インプットカリキュラム447,260円※
司法試験アウトプットカリキュラム687,610円※
予備試験インプットカリキュラム593,560円※
予備試験アウトプットカリキュラム530,860円※

※2026年9月7日時点で公式サイトに掲載されている期間限定5%OFF適用価格。対象商品の販売期間等の条件があります。

初学者向けの「予備試験最短合格カリキュラム/フル」は税込1,298,000円、「ライト」は税込998,800円です。

一方、学習経験者向けには必要な分野に絞ったカリキュラムもあります。

したがって、「一番安い講座はどれか」という比較よりも、自分に必要なインプット・短答・論文・添削などを含めた場合の総費用はいくらになるかという観点で比較することが重要です。

料金は記事作成時点の情報であり、講座の目標年度、販売期間、割引などによって変更される場合があります。

アガルートアカデミーのおすすめポイント

アガルートを比較候補にするときのポイントは、初学者向けの総合的なカリキュラムと、学習経験者向けの個別カリキュラムが用意されていることです。

たとえば、

「これから法律学習を始めたい」

という人と、

「基本的な勉強は終わっているので論文演習を増やしたい」

という人では必要な講座が異なります。

アガルートでは学習段階によってカリキュラムを検討できるため、自分がすでに習得している内容と不足している内容を整理したうえで比較するとよいでしょう。

アガルートアカデミーのキャンペーン・特典

2026年9月7日時点では、複数の司法試験・予備試験講座で期間限定5%OFFの表示が確認できます。

たとえば2027・2028年合格目標では、通常税込307,230円相当の「総合講義300/全7科目」が、5%OFF適用価格として税込307,230円になる計算の表示ではなく、公式掲載上は税抜294,000円から税抜279,300円となり、税込307,230円で販売されています。

また、「キックオフ司法試験予備試験/全科目」は通常税抜98,000円から税抜93,100円となり、税込102,410円と案内されています。

商品によって販売期間が異なるため、申込時には対象講座と割引条件を確認してください。

料金・キャンペーンは記事作成時点の情報であり、変更または終了する場合があります。

アガルートアカデミーの利用シーン

アガルートは、次のような場合に比較候補となります。

  • オンラインを中心に司法試験・予備試験の学習を進めたい
  • 初学者向けの総合カリキュラムを検討したい
  • インプットと論文対策を組み合わせて学習したい
  • 学習経験があり、必要な分野に対応したカリキュラムを探したい
  • 答案添削なども含めて比較したい

特に総合カリキュラムを検討する場合には、「フル」と「ライト」で何が異なるかを確認してから選択するとよいでしょう。

アガルートアカデミーまとめ

アガルートアカデミーでは、初学者向けの「予備試験最短合格カリキュラム」のほか、学習経験者向けの司法試験・予備試験対策カリキュラムが提供されています。

初学者向けの2027・2028年合格目標では、フルが税込1,298,000円、ライトが税込998,800円です。

オンライン中心で学習したい人は、伊藤塾などと合わせて、講義内容、教材、論文対策、添削、質問対応、視聴期限、総費用を比較するとよいでしょう。

スタディング

出典:スタディング公式サイト

スタディングの商品概要

スタディングは、KIYOラーニング株式会社が運営するオンライン資格講座です。

司法試験・予備試験講座についてもオンラインで学習する仕組みが採用されており、スマートフォン、パソコン、タブレットなどを使って学習できます。

2027・2028年試験対応の予備試験講座では、主に「予備試験合格コース(基礎)」と「予備試験合格コース(総合)」が用意されています。

スタディングの特徴

オンライン学習を前提としている

スタディングの特徴として確認しておきたいのが、オンライン中心の学習環境です。

司法試験・予備試験講座では、ビデオ講義とWEBテキストに加え、オンライン上で取り組める問題演習などが提供されています。

予備試験合格コースでは法律基本7科目のビデオ講義やスマート問題集、セレクト過去問などが含まれます。

通勤・通学などの時間も学習に活用したい場合は、オンライン上でどこまで学習を完結できるかという観点から比較できます。

基礎コースと総合コースを選択できる

予備試験合格コースには「基礎」と「総合」があります。

基礎コースでは、基本講座、スマート問題集、セレクト過去問などによって、法律基本科目のインプットと短答対策を進めます。

ただし、基礎コースには論文対策コースが含まれていません。 論文対策も必要な場合には総合コースなどを検討する必要があります。

総合コースには基礎学習・短答対策に加え、法律実務基礎科目や論文対策が含まれています。

価格だけを見ると基礎コースのほうが低くなりますが、予備試験全体の対策を考える場合には、必要な論文対策まで含めて比較することが大切です。

AIを利用した学習機能も用意されている

公式サイトでは、論文対策としてタイピングやAI添削を利用した演習も案内されています。

2027・2028年試験対応の総合コースでは「論文コアメソッド講座」や論文対策講座の予備試験実践編などが含まれています。

オンライン中心で答案作成のトレーニングを進めたい場合は、こうした機能も比較項目になります。

スタディングの料金

2026年9月7日時点で確認できる2027・2028年試験対応コースの料金は次のとおりです。

コース一括料金
予備試験合格コース(基礎)89,100円
予備試験合格コース(総合)148,000円
法科大学院生のための司法試験合格コース(総合・2027年試験対応)139,800円

予備試験合格コース(基礎)は89,100円ですが、論文対策は含まれていません。

一方、総合コースは148,000円で、法律基本7科目の基礎講座・短答対策に加え、法律実務基礎科目や論文対策がセットになっています。

また、総合コースには学習Q&Aチケット30枚、39,000円分が含まれると公式サイトで案内されています。

したがって他スクールと料金を比較する場合には、単純な表示価格だけでなく、論文対策や質問サービスまで含まれているかを確認する必要があります。

スタディングのおすすめポイント

スタディングを比較するときのポイントは、オンライン学習に重点を置いた設計と受講料です。

今回取り上げている初学者向けコースの中では料金体系が大きく異なるため、予算を重視する場合には比較しやすいサービスといえます。

ただし、価格差だけでスクールの優劣を判断することは適切ではありません。

伊藤塾やアガルートの総合カリキュラムとは講義内容、サポート方法、添削、教材構成などが異なります。

対面でのサポートを重視するのか、オンライン中心で自分のペースで学習するのかによって適する学習環境は変わります。

スタディングのキャンペーン・特典

2026年9月7日時点の司法試験・予備試験講座公式ページでは、無料おためし登録による10%OFFクーポンの案内が掲載されています。

無料おためしでは講座を確認できるため、実際の講義画面や学習方法が自分に合うかを申し込み前に確認する方法の一つになります。

クーポンには利用条件や対象商品が設定される可能性があるため、申し込み時には公式サイトで対象講座、利用期限、適用条件を確認してください。

スタディングの利用シーン

スタディングは、次のような場合に比較候補になります。

  • オンライン中心で学習したい
  • スマートフォンを学習に活用したい
  • 通勤・通学などの時間も勉強に利用したい
  • 初期の受講費用を抑えながら司法試験・予備試験対策を始めたい
  • 基礎・短答から論文対策までオンラインで進めたい

一方、講師との対面コミュニケーションや校舎での学習環境を重視する場合は、通学型の選択肢も含めて比較することが大切です。

スタディングまとめ

スタディングはオンラインを中心とする司法試験・予備試験対策講座で、2027・2028年試験対応の予備試験合格コースは基礎89,100円、総合148,000円です。

基礎コースには論文対策が含まれないため、予備試験全体を対策したい場合は総合コースなどの内容も確認する必要があります。

価格だけでなく、教材、論文対策、質問サービス、学習システムなどを他スクールと比較して選択するとよいでしょう。

LEC東京リーガルマインド

出典:LEC東京リーガルマインド公式サイト

LEC東京リーガルマインドの商品概要

LEC東京リーガルマインドは、株式会社東京リーガルマインドが運営する資格試験対策スクールです。

司法試験・予備試験では、法律学習を初めて行う人を対象とした入門講座のほか、予備試験対策や司法試験対策など複数の講座が提供されています。

初学者向けでは、通学・生講義や通信Web、リアルタイム配信を利用するカリキュラムのほか、「スマホで司法試験 S式入門講座」も用意されています。

LECの特徴

通学と通信を検討できる

LECの特徴の一つが、講座によって通学と通信の選択肢が用意されていることです。

初学者向け講座では、通学・生講義、通信Web、リアルタイム配信などの受講形態が案内されています。

「校舎で講義を受けたい」という人だけでなく、「自宅を中心に学習したい」という人も比較できます。

学習期間に応じたカリキュラムがある

初学者向けには、短期間で予備試験を目指すカリキュラムと、学業や仕事などと両立しながら時間をかけて学ぶカリキュラムがあります。

2026年秋生では、1.5年の学習期間で2028年予備試験を目標とするコースや、2.5年の学習期間で2029年予備試験を目指すコースなどが案内されています。

司法試験・予備試験は学習範囲が広いため、単純な講義時間だけではなく、自分が週に確保できる学習時間とカリキュラムの期間が合っているかを確認するとよいでしょう。

スマートフォン中心の入門講座もある

LECでは「スマホで司法試験 S式入門講座」も提供されています。

S式入門講座は、入門編・短答編・論基礎編から構成され、1ユニット15分程度の講義として案内されています。

2027年目標講座では、通信のWeb・音声ダウンロード・スマホという受講形態が設定されています。

オンライン中心の講座を検討している場合には、スタディングなどと合わせて比較できます。

LECの料金

LECは選択するカリキュラムによって料金が大きく異なります。

2026年9月7日時点で公式サイトから確認できる代表例は次のとおりです。

講座・コース料金
2026年入門講座 秋生 1年スマート合格コース+エッセンス729,300円~
夏・秋からはじめるカリキュラム696,300円~
難関法科大学院(既修者)コース632,500円~
2027年目標 S式入門講座89,800円
2027年目標 S式答練パック199,500円

初学者向けの主要カリキュラムでは、別途入学金10,000円と案内されているものがあります。

一方、S式入門講座の一般価格は税込89,800円です。2027年目標のS式答練パックは税込199,500円となっています。

S式では製本テキストが別売となっており、一般価格30,000円です。また、「教えてチューター(30回)」は同時申込の場合30,000円、後日申込の一般価格は39,000円と案内されています。

このように同じLECでも、本格的な総合カリキュラムとスマートフォン中心の講座では料金とサービス内容が大きく異なります。

比較する場合には、自分が必要とする範囲をそろえて総額を確認することが重要です。

LECのおすすめポイント

LECを検討するときのポイントは、受講スタイルとカリキュラムの選択肢です。

通学して講義を受けたい人は通学対応のコースを、オンライン中心で学習したい人は通信Webなどを検討できます。

また、費用を抑えてインプットから始めたい場合にはS式入門講座という選択肢もあります。

ただし、S式入門講座と数十万円の総合カリキュラムでは含まれる内容が異なるため、単純に価格だけを並べて判断しないよう注意が必要です。

LECのキャンペーン・特典

LECでは複数の割引・特典制度が案内されています。

2026年9月7日時点では、無料公開講座や無料体験会への参加者を対象として、条件を満たした場合に一般価格から最大1万円割引となる制度が掲載されています。

また、対象コースでは予備試験の結果など一定の条件を満たした場合に、受講料の全額または半額キャッシュバックを受けられる制度があります。

2026年入門講座を含む対象コースについては、目標年度の予備試験短答式試験に合格した場合のお祝い金10万円も案内されています。いずれも進呈・キャッシュバックには条件があります。

さらに対象コースでは、予備試験合格後に司法試験合格までの答練・模試などを提供する「合格サポート制度」も案内されています。

これらは受講者全員が無条件で受け取れる特典ではありません。対象コース、試験結果、申請手続き、体験記など、それぞれの適用条件を公式サイトで確認する必要があります。

LECの利用シーン

LECは次のような場合に比較候補になります。

  • 通学で司法試験・予備試験を勉強したい
  • 通信Webも含めて受講方法を比較したい
  • 初学者向けの総合カリキュラムを利用したい
  • 学習期間を考慮してコースを選びたい
  • スマートフォン中心の入門講座から学習を始めたい
  • 答練や論文対策まで含めて講座を検討したい

通学を希望する場合は、希望する講師・講座が利用しやすい校舎で開講されているかについても申し込み前に確認しておくとよいでしょう。

LECまとめ

LEC東京リーガルマインドでは、初学者向けの総合カリキュラムからスマートフォンで学習するS式入門講座まで、複数の司法試験・予備試験対策講座が提供されています。

2026年秋生の初学者向けカリキュラムでは税込696,300円からのコースがあり、別途入学金10,000円が必要とされています。一方、2027年目標のS式入門講座は一般価格税込89,800円です。

受講形態や含まれる論文対策、教材、サポート内容が異なるため、自分の予算と必要な学習環境を整理したうえで比較することが重要です。

料金・キャンペーン情報は2026年9月7日時点の情報であり、変更される場合があります。最新の料金、対象講座、申込期限、特典の適用条件は公式サイトで確認してください。

次回は、伊藤塾・アガルートアカデミー・スタディング・LEC東京リーガルマインドの比較表を作成したうえで、「料金だけで選ばないための比較ポイント」「初学者・社会人・大学生など学習状況に応じた選び方」を詳しく解説します。

伊藤塾・アガルート・スタディング・LECを比較

ここまで紹介した4サービスについて、司法試験・予備試験の受験を検討している人が確認しておきたいポイントを一覧にまとめます。

司法試験・予備試験講座は、スクールによってカリキュラムに含まれる範囲や受講方法、添削・質問制度などが異なります。そのため、受講料だけを横並びにして判断するのではなく、自分が必要とする講義やサポートを含めた場合の内容と総費用を比較することが重要です。

司法試験・予備試験スクール比較表

比較項目伊藤塾アガルートアカデミースタディングLEC東京リーガルマインド
今回の主な比較講座司法試験入門講座 2年合格コース スタンダード本科生予備試験最短合格カリキュラム予備試験合格コース2026年入門講座 秋生など
初学者向け講座ありありありあり
代表的な受講料本科生1,476,200円フル1,298,000円/ライト998,800円基礎89,100円/総合148,000円秋生729,300円~
別途費用の代表例入塾料10,000円選択講座・オプション等は内容により別途紙の教材発送なし。オプション等は別途の場合あり対象コースは入学金10,000円。S式は製本テキスト等が別売
主な受講スタイルWebなどオンライン中心オンライン通学・通信Webなど
基礎学習対応対応対応対応
短答対策講座・カリキュラムに応じて対応対応講座あり基礎・総合で対応対応講座あり
論文対策対応講座あり対応講座あり総合コースで対応対応講座あり
質問・学習支援対象講座に質問制度・学習支援ありカリキュラムに応じたフォロー制度あり総合は学習Q&Aチケット30枚付き対象講座に各種学習支援あり
特徴を比較するポイント総合的なカリキュラムと学習支援オンラインで総合的に学べるカリキュラムオンライン中心の料金体系・学習システム通学と通信を含む受講形態の選択肢
記事作成時点で確認できる特典例対象講座40,000円OFF一部単科講座5%OFFコース・時期に応じたキャンペーン等を確認各種割引・キャッシュバック等の制度あり

※料金・キャンペーンは2026年9月7日時点で各公式サイトから確認した情報です。講座、申込時期、目標年度、受講形態などによって異なります。最新情報と適用条件は申し込み前に公式サイトで確認してください。

伊藤塾の「司法試験入門講座 2年合格コース(本田クラス)」は、本科生が1,476,200円、本科生+ゼミが1,542,200円で、別途入塾料10,000円が必要です。対象となる2026年開講入門講座では2026年9月30日まで40,000円OFFの秋割キャンペーンが掲載されています。

アガルートでは、2027・2028年合格目標の「予備試験最短合格カリキュラム」がフル1,298,000円、ライト998,800円です。また、一部の単科講座では期間限定5%OFFが案内されています。

スタディングは2027・2028年試験対応の予備試験合格コースが、基礎89,100円、総合148,000円です。基礎コースには論文対策が含まれず、総合コースには法律実務基礎科目、論文対策、学習Q&Aチケット30枚などが含まれます。

LECでは2026年入門講座秋生が729,300円~、夏・秋から始めるカリキュラムが696,300円~と案内され、それぞれ対象コースでは別途入学金10,000円が必要です。また、オンライン中心のS式入門講座は89,800円で、製本テキスト30,000円など一部サービスは別売です。

司法試験・予備試験スクールは料金だけで比較しない

4サービスの受講料を見ると大きな差があります。

しかし、この価格差だけを見て「高い講座より安い講座のほうがよい」「高い講座ならサポートも優れている」と判断することはできません。

たとえば、スタディングの基礎コースは89,100円ですが、公式サイトには論文対策コースが含まれないことが明記されています。一方、148,000円の総合コースでは実務基礎と論文対策、学習Q&Aチケットまでセットになっています。

LECのS式入門講座も89,800円ですが、製本テキストや質問制度「教えてチューター」などは別売です。

一方、伊藤塾やアガルートの初学者向け総合カリキュラムは100万円前後から100万円を超える設定があります。

このように、名称に「司法試験」「予備試験」「入門」と書かれていても、提供される講義量、教材、論文対策、質問・添削、学習管理などが同一とは限りません。

まず必要な内容を整理してから、その条件を満たす講座同士で比較することが重要です。

司法試験・予備試験スクールの選び方

1.法律初学者なら基礎から論文までの学習順序を確認する

これから法律を初めて勉強する人は、単科講座を個別に選ぶよりも、基礎から試験対策までどのような順序で進むのかを最初に確認すると比較しやすくなります。

司法試験・予備試験では、法律知識のインプットに加えて、短答式試験や論文式試験への対応が必要です。

そのため、

「基礎講義を受けた後に何をするのか」

「いつから論文問題に取り組むのか」

「短答式試験対策はどの段階で行うのか」

といった学習の流れまで確認しておきましょう。

伊藤塾では初学者向けの司法試験入門講座が用意され、アガルートでも初学者向けの予備試験最短合格カリキュラムがあります。スタディングやLECにも初学者から利用できる講座があります。

法律学習経験がない人は、料金だけではなく、カリキュラムを順番に進められる仕組みが自分に合うかを確認するとよいでしょう。

2.論文対策がどこまで含まれるか確認する

予備試験・司法試験のスクールを比較する際には、論文対策の内容も重要です。

「司法試験・予備試験講座」と表示されていても、すべてのコースに論文対策が含まれているとは限りません。

スタディングの場合、予備試験合格コース(基礎)は89,100円ですが、論文対策は含まれていません。論文対策までまとめて受講する場合は総合コースが選択肢となります。

LECのS式も、S式入門講座とS式答練パックが別の商品として設定されています。

比較するときは、

  • 論文の書き方を学ぶ講義があるか
  • 答案演習があるか
  • 添削の有無や方式
  • 過去問対策が含まれるか
  • 法律実務基礎科目や選択科目をどこまでカバーするか

などを確認するとよいでしょう。

「論文対策あり」という表示だけでは内容を比較しにくいため、演習量や添削方法まで確認することがポイントです。

3.質問制度や学習サポートを確認する

長期間にわたって司法試験・予備試験を勉強する場合、分からない部分が出てきたときにどう解決できるかも確認しておきたいポイントです。

スクールによって質問方法や回数、回答者、対象となる講座が異なります。

たとえばスタディングでは、予備試験合格コース(総合)に学習Q&Aチケット30枚、39,000円分が含まれます。一方、基礎コースでは学習Q&Aは別売オプションです。

LECのS式入門講座では「教えてチューター」は標準で付属せず、別売であることが明記されています。

伊藤塾のスタンダード本科生では学習支援システムが案内されており、学習管理コーチングをセットにしたプログラムも用意されています。

講義だけでも自分で学習を進めやすい人と、定期的に質問や学習相談を利用したい人では、適するサービスが変わります。

申し込み前に、自分がどの程度サポートを利用しそうかを考えておきましょう。

4.通学とオンラインのどちらが続けやすいか考える

現在はオンラインを中心に受講できる司法試験・予備試験講座が多くあります。

しかし、「オンラインで受講できること」と「オンライン学習が自分に向いていること」は別です。

自分で学習予定を立てて進められる人であれば、オンライン中心の講座は利用しやすいでしょう。通勤や通学時間を使って学びたい場合にも、スマートフォン対応の講座は選択肢になります。

一方、自宅では勉強に集中しにくい場合や、教室で講義を受けることを重視する場合は、通学対応の講座も検討するとよいでしょう。

LECでは通学・生講義、通信Web、リアルタイム配信などの形態が案内されています。

スタディングはスマートフォン、PC、タブレットによるオンライン受講で、基礎コースについては郵送教材がないことも公式サイトに記載されています。

どちらが優れているということではなく、1年、2年と学習を継続すると仮定したときに利用しやすい方法を選択することが重要です。

5.紙の教材が必要か確認する

教材についてもスクールごとの差があります。

オンライン教材を中心に利用する場合、紙の教材を持ち歩かなくてもスマートフォンやタブレットから学習しやすいという特徴があります。

一方、テキストへの書き込みを多く行いたい人は、紙教材の有無を確認したほうがよいでしょう。

たとえばLECのS式入門講座では講義メモがPDFで提供され、製本テキストは30,000円で別売されています。

スタディングの予備試験合格コースはオンライン受講で、郵送される教材がないことが案内されています。

表示されている受講料だけではなく、「希望する教材形式にすると追加費用が発生するか」という観点も含めて確認しましょう。

6.目標年度と受講期限を確認する

司法試験・予備試験講座には「2027年合格目標」「2027・2028年試験対応」のように目標年度が設定されているものがあります。

申し込む際には、自分が受験する予定の年度に対応しているかを必ず確認しましょう。

また、動画講義をいつまでも視聴できるとは限りません。

スタディングの2027・2028年試験対応基礎コースでは、2027年試験版が2028年1月31日まで、2028年試験版が2028年10月31日までという受講期限が案内されています。

LECの2027年向けS式入門講座では、動画配信期限が2028年1月31日とされています。

受講開始時期が遅い場合には、同じ料金でも実際に利用できる期間が短くなる可能性があります。

「何年目標の講座か」「いつまで視聴できるか」「教材の更新はどうなるか」まで確認してから申し込むとよいでしょう。

学習スタイル別に考えるスクールの比較方法

ここからは、特定のスクールを順位付けするのではなく、学習状況ごとにどのような項目を重視すると選びやすいかを整理します。

法律を初めて学習する場合

初学者の場合は、基礎講義だけではなく、その後の短答・論文対策まで含めた学習ルートを確認しましょう。

比較する項目は、

  • 法律基本科目のインプット
  • 短答対策
  • 論文対策
  • 答案演習・添削
  • 質問制度
  • 学習計画のサポート

などです。

伊藤塾やアガルートでは初学者向けの総合的なカリキュラムが用意されています。

スタディングでも初学者向けに基礎コースと総合コースがあり、論文まで必要なら総合を検討できます。

LECも初学者向けに複数のカリキュラムを案内しています。

初学者の場合は特に、「安い入門講座を購入した後、必要な講座を追加すると総額はいくらになるのか」まで計算して比較することが大切です。

社会人として仕事と両立する場合

仕事を続けながら司法試験・予備試験を目指す場合は、受講料だけではなく時間の使いやすさが重要になります。

確認したいのは、

  • 1回の講義時間
  • スマートフォンで受講できるか
  • 音声を利用できるか
  • 倍速再生などの機能
  • 通勤中に問題演習できるか
  • 学習時間が不足した場合に計画を変更しやすいか
  • 受講期限に余裕があるか

といった項目です。

スタディングやLECのS式のようにスマートフォンを活用する講座は、移動時間を学習に利用したい場合の比較候補となります。

一方で、自分だけで学習管理を続けることに不安がある場合は、質問・添削・学習管理などのサポートも含めて伊藤塾やアガルートなどと比較するとよいでしょう。

大学生が予備試験を目指す場合

大学生の場合、授業・ゼミ・アルバイトなどと司法試験・予備試験の勉強をどう両立するかを考える必要があります。

比較するときには、

  • 大学在学中の目標年度
  • 大学の授業とのスケジュール
  • 法科大学院進学も視野に入れるか
  • 通学校舎の利用しやすさ
  • オンライン学習との相性
  • 学割など利用できる制度

を確認するとよいでしょう。

LECでは、2026年入門講座秋生について、高校生・大学生や学習時間を確保できる社会人などを想定した案内があります。

ただし、大学生だから特定のスクールが適しているとは限りません。

授業が少なくまとまった学習時間を確保できる人と、部活動やアルバイトなどで細切れの時間しか確保できない人では適する学習方法が異なります。

すでに法律を学習した経験がある場合

すでに法律基本科目を一通り学習している場合は、初学者向けフルカリキュラムが必ずしも必要とは限りません。

アガルートでは、2027・2028年合格目標についてインプット・アウトプットなど学習経験者向けのカリキュラムや単科講座も提供しています。

スタディングにも論文対策など個別の講座があります。

すでに身につけている内容まで重複して受講すると、費用だけでなく学習時間も増える場合があります。

自分の弱点が、

「短答知識なのか」

「論文の書き方なのか」

「答案演習量なのか」

「選択科目なのか」

を整理して、必要な講座だけを組み合わせる方法も検討するとよいでしょう。

申し込み前に「総額」を計算する

司法試験・予備試験スクールの料金比較で見落としやすいのが、表示されたコース料金と実際に必要になる総費用が一致しないケースです。

たとえば、

伊藤塾
今回取り上げた本科生は1,476,200円ですが、別途入塾料10,000円が必要です。

LEC
対象となる初学者向けカリキュラムでは別途入学金10,000円が必要です。また、S式は紙の製本テキストを希望すると30,000円が別途必要です。

スタディング
基礎コースは89,100円ですが論文対策が含まれないため、論文対策まで必要な場合は総合コースなどとの比較が必要です。

このように、講座を比較するときは次の式で考えると分かりやすくなります。

必要な総費用 = 基本となる講座料金 + 必要な追加講座 + 教材費等 + 入学・入塾料など

割引やキャンペーンを利用する場合は、最後に適用条件を確認したうえで差し引きます。

キャンペーンは申込期限や対象コースなどが定められている場合があるため、割引後の金額だけで判断しないようにしましょう。

4サービスの違いを整理

伊藤塾、アガルートアカデミー、スタディング、LEC東京リーガルマインドは、いずれも司法試験・予備試験対策を検討できるサービスですが、講座設計や料金体系には違いがあります。

伊藤塾では、初学者向けの司法試験入門講座などが用意されており、今回確認したスタンダード本科生は1,476,200円です。学習支援システムや、対象プログラムでは学習管理コーチングなども確認できます。

アガルートアカデミーでは、オンラインを中心として初学者向けの予備試験最短合格カリキュラムがあり、フル1,298,000円、ライト998,800円です。学習経験者向けの講座も複数用意されています。

スタディングではオンライン学習を中心に、基礎89,100円、総合148,000円というコースが提供されています。総合には論文対策や学習Q&Aチケットが含まれます。

LEC東京リーガルマインドでは、通学・通信Webなどに対応する初学者向けカリキュラムと、89,800円のS式入門講座などが用意されています。講座によって受講形態や付属サービスが大きく異なるため、自分が求める内容を確認することが重要です。

どのサービスを選ぶ場合でも、スクール名や受講料だけで決めるのではなく、目標年度・カリキュラム・論文対策・質問や添削・教材・受講期限・総費用を同じ基準で確認すると比較しやすくなります。

料金・キャンペーン情報は2026年9月7日時点で公式サイトから確認した内容です。変更または終了する場合があるため、申し込み前には必ず各公式サイトで最新の料金と適用条件を確認してください。

司法試験・予備試験スクールへ申し込む前の注意点

司法試験・予備試験対策講座は、数か月から数年にわたって利用することがあります。特に総合的なカリキュラムでは受講料が高額になる場合もあるため、申し込み前に講座内容と契約条件を確認しておくことが重要です。

ここでは、スクール選びで見落としやすいポイントを整理します。

目標年度が自分の受験計画と合っているか確認する

司法試験・予備試験講座では、「2027年合格目標」「2027・2028年合格目標」など、対象となる年度が設定されている場合があります。

同じスクールであっても、目標年度によって講義の配信スケジュール、教材、受講期限などが異なる可能性があります。

特に、申し込み時期が講座開講から大きく遅れている場合には、

  • すでに配信済みの講義がどの程度あるか
  • 受講期限までに学習を終えられるか
  • 答練やゼミの実施時期に間に合うか
  • 最新年度の試験制度や出題傾向に対応しているか

などを確認しましょう。

短期間で受験を目指す場合と、大学や仕事と両立しながら数年かけて学習する場合では、適したカリキュラムが異なります。

「予備試験対策」と「司法試験対策」の範囲を確認する

予備試験と司法試験は関連していますが、同一の試験ではありません。

予備試験は、法科大学院を経由しない人にも司法試験を受験する道を開くために設けられている試験です。法務省によると、予備試験には受験資格や受験期間の制限がなく、短答式、論文式、口述試験が実施されます。

2026年の予備試験では、短答式で憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、一般教養科目が出題対象となっています。論文式では法律基本科目に加え、選択科目と法律実務基礎科目が含まれます。

そのため、講座名に「司法試験・予備試験」と書かれていても、すべての試験段階・科目が含まれているとは限りません。

申し込み前には、

  • 短答式対策
  • 論文式対策
  • 法律実務基礎科目
  • 選択科目
  • 口述試験対策
  • 司法試験対策

のどこまでが含まれているかを確認してください。

受講料以外に必要な費用を確認する

スクールによっては、表示されている受講料とは別に費用が必要になる場合があります。

たとえば、

  • 入学金・入塾料
  • 紙教材
  • 答練
  • 添削
  • 質問サービス
  • ゼミ
  • 選択科目講座
  • 模試
  • 配送料

などです。

伊藤塾では、今回紹介した司法試験入門講座の本科生について、受講料とは別に入塾料10,000円が必要です。

LECでも、対象となる総合カリキュラムでは入学金10,000円が必要と案内されています。また、S式入門講座では製本テキストなどが別売となっています。

一方、スタディングはオンライン教材を中心とした講座設計であるため、紙教材の提供方法が通学型スクールなどとは異なります。

受講料を比較するときは、必要なサービスを追加した場合の総額で考えると判断しやすくなります。

割引・キャンペーンの条件を確認する

資格スクールでは、期間限定の割引やキャンペーンが行われることがあります。

ただし、キャンペーンには、

  • 対象講座
  • 申込期限
  • 対象者
  • 申込方法
  • クーポンコード
  • 他の割引との併用可否
  • キャッシュバック条件

などが設定されている場合があります。

記事作成時点では、アガルートの一部司法試験・予備試験講座で期間限定5%OFFが案内されています。たとえば2027・2028年合格目標の「総合講義300/全7科目」は税込307,230円、「キックオフ司法試験予備試験/全科目」は税込102,410円と案内されています。

キャンペーン表示がある場合でも、すべての講座や利用者に同じ条件が適用されるとは限りません。

「割引されているから申し込む」のではなく、必要な講座であることを確認したうえで利用しましょう。

分割払いを利用する場合は支払総額も確認する

高額な講座では、クレジットカードや教育ローンなどによる分割払いを利用できる場合があります。

月々の支払額が表示されていると負担を判断しやすくなりますが、支払方法によっては分割手数料などが発生する可能性があります。

アガルートでは一部講座について、12回分割で分割手数料無料となる表示も確認できます。たとえば2027・2028年合格目標の「キックオフ司法試験予備試験/全科目」は、税込102,410円で、12回分割の場合は月々8,534円からと案内されています。

分割払いを検討する際には、

  • 現金価格
  • 分割回数
  • 手数料
  • 支払総額
  • 解約時の扱い

まで確認しましょう。

司法試験・予備試験スクールに関するFAQ

Q1.司法試験と予備試験の違いは何ですか?

予備試験は、法科大学院を経由せずに司法試験の受験資格を得るためのルートの一つです。

法務省によると、予備試験は法科大学院修了者と同等の学識・応用能力や法律実務の基礎的素養を有しているかを判定する試験で、短答式、論文式、口述試験によって実施されます。

予備試験に合格すると、一定期間、司法試験を受験できる資格を得られます。

Q2.予備試験は誰でも受験できますか?

法務省の2026年司法試験予備試験Q&Aでは、予備試験について受験資格および受験期間の制限はないと案内されています。

そのため、大学生、社会人など立場にかかわらず受験を検討できます。

ただし、試験範囲は広いため、自分が確保できる学習時間や受験年度を考えたうえで学習計画を立てることが重要です。

Q3.予備試験に合格するとすぐ弁護士になれますか?

予備試験に合格しただけでは弁護士資格を取得することにはなりません。

予備試験合格者は司法試験の受験資格を得ることができ、その後、司法試験など必要な過程を経ることになります。

法務省によると、予備試験合格者は、合格発表の日後の最初の4月1日から5年間、司法試験を受験できます。

Q4.司法試験は誰でも受けられますか?

司法試験には受験資格があります。

2026年の法務省Q&Aでは、主な受験資格として、

  • 法科大学院課程の修了
  • 司法試験予備試験の合格
  • 一定の要件を満たした法科大学院在学中の受験資格

が案内されています。

そのため、司法試験を目指す場合には、予備試験ルート、法科大学院ルートなど、自分がどのルートを選択するかも検討する必要があります。

Q5.予備試験ではどのような科目を勉強しますか?

2026年の法務省受験案内によると、短答式試験では次の8分野が対象です。

  • 憲法
  • 行政法
  • 民法
  • 商法
  • 民事訴訟法
  • 刑法
  • 刑事訴訟法
  • 一般教養科目

論文式試験では法律基本7科目に加え、選択科目と法律実務基礎科目が出題されます。選択科目は倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際関係法(公法系)、国際関係法(私法系)の8科目から選択します。

スクールを比較するときは、これらのうちどの範囲まで講座に含まれているか確認するとよいでしょう。

Q6.司法試験・予備試験は独学でも勉強できますか?

独学で学習すること自体は可能です。

一方、司法試験・予備試験では複数の法律科目を学び、論文答案を作成する練習も必要になります。

そのため、

  • カリキュラムに沿って勉強したい
  • 論文添削を受けたい
  • 質問できる環境がほしい
  • 学習計画の管理をサポートしてほしい

と考える場合には、スクールや通信講座を利用する方法もあります。

独学とスクールのどちらが適しているかは、法律学習経験、予算、学習時間、自分で計画を管理できるかによって異なります。

Q7.料金が安いスクールを選べばよいですか?

受講料は重要な比較項目ですが、料金だけで判断することはおすすめできません。

たとえば、低価格の入門講座では論文対策や添削が含まれていない場合があります。

一方、受講料が高い総合講座では、基礎講義、論文対策、答練、質問制度などがまとめて含まれている場合があります。

比較するときには、

料金 ÷ サービス量

のような単純な考え方ではなく、自分に必要な内容が含まれているかを確認してください。

Q8.初学者は総合講座を選んだほうがよいですか?

法律を初めて学ぶ場合、基礎から短答・論文まで順番に進められる総合カリキュラムは比較しやすい選択肢です。

ただし、必ず総合講座を選ばなければならないわけではありません。

予算を抑えたい場合や、まず法律学習との相性を確認したい場合には、入門講座や無料体験から始める方法もあります。

スクールによって無料講義、資料請求、受講相談などが用意されているため、教材や講義形式を確認してから申し込むと判断しやすくなります。

Q9.社会人でも司法試験・予備試験スクールを利用できますか?

社会人でも利用できる講座があります。

オンライン型の講座であれば、仕事の前後や通勤時間などを活用して学習できる場合があります。

一方、勤務時間や休日が不規則な場合は、固定時間の講義よりも録画講義やオンデマンド形式のほうが利用しやすいことがあります。

社会人が比較するときには、

  • 講義時間
  • 倍速再生
  • スマートフォン対応
  • 音声学習
  • 受講期限
  • 質問受付時間
  • 学習計画サポート

などを確認するとよいでしょう。

Q10.伊藤塾と他のスクールはどこを比較すればよいですか?

伊藤塾とアガルート、スタディング、LECなどを比較する場合には、次の項目を同じ条件で確認すると分かりやすくなります。

  • 初学者向けカリキュラムの内容
  • 短答対策
  • 論文対策
  • 添削
  • 質問制度
  • 教材
  • 通学・オンライン
  • 受講期限
  • 受講料
  • 入学金・教材費などの追加費用
  • キャンペーン
  • 目標年度

特に料金差が大きい場合は、講座内容そのものが異なる可能性があります。

「どちらが上か」という視点ではなく、自分が必要とする学習環境にどちらが合うかという視点で比較するとよいでしょう。

まとめ|司法試験・予備試験スクールは講座内容と総費用を比較しよう

司法試験・予備試験対策スクールには、伊藤塾、アガルートアカデミー、スタディング、LEC東京リーガルマインドなど複数の選択肢があります。

いずれも司法試験・予備試験に関連する講座を提供していますが、料金、カリキュラム、受講形式、質問制度、添削、教材などには違いがあります。

今回最初に紹介した伊藤塾では、法律学習の初学者を対象とする司法試験入門講座などが提供されています。

記事作成時点で確認した「司法試験入門講座 2年合格コース(本田クラス)スタンダード本科生」の一般受講料は1,476,200円で、別途入塾料10,000円が必要です。

また、対象となる講座では期間限定の割引が実施されている場合があります。

伊藤塾を検討する際には、料金だけではなく、

  • 初学者から学べるカリキュラムか
  • 短答・論文対策の内容
  • 質問・添削などの学習支援
  • Web受講の利用方法
  • 目標年度
  • 受講期間
  • ゼミや追加講座の必要性

まで確認するとよいでしょう。

一方、オンライン中心の学習環境を重視する場合にはアガルートやスタディング、通学と通信を比較したい場合にはLECなども選択肢になります。

どのスクールにも異なる特徴があるため、1社だけを見て決めるのではなく、自分の学習経験、受験予定年度、予算、確保できる学習時間を整理したうえで比較してください。

司法試験・予備試験は長期的な学習になる場合があります。

そのため、申し込み前には無料体験、受講相談、講座説明なども活用し、実際の講義や教材、サポート内容を確認してから判断するとよいでしょう。

料金・講座内容・キャンペーンは2026年9月7日時点で確認した情報であり、変更または終了する場合があります。最新情報および適用条件は各公式サイトで確認してください。


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